(農)かみはら山水農園
今井 登志雄さん(岐阜県下呂市)
★東洋ライス㈱「世界最高米」2017年原料認定
★第2回飛騨の美味しいお米・食味コンクール 金賞
★2016年米食味分析鑑定コンクール:国際大会 金賞
(2012年金賞、特別優秀賞2回受賞)
私のお米栽培の基本は、高い収量を求めすぎない、という点にあります。
栽培では気象の変化を予測した水管理を小まめに行うことに気を配っています。
この“水管理”は根の張りに強く影響し、水稲生育を左右する重要な作業です。
稲の育ち具合を見ながら、稲が必要な分の水を加減しながら与えるにはコツがいります。
稲があまり水を欲しがらない時には水を少なめにする勇気が必要なのです。
土づくりに「農力アップ」を使うようになってから、お米の1粒1粒が大きくなりました。
収穫期、1つの穂に着く籾の大きさはバラバラです。
それを精米して炊き、ご飯に、そして皆さんの口に入った時、
丁度よい水分具合になっているには米粒の大きさや揃いが非常に重要になります。
米の粒が大きくなるということは、そうした食べる時の味わいに
バランスの良さをもたらすことになるのです。
平成30年(2018年)は米食味分析鑑定コンクールが岐阜県で開かれます。
地元飛騨からもいいお米を出したい、そんな思いでお米作りを伝えています。
今井さんの米作り(コシヒカリでの例)
■土づくり:牛ふん堆肥1.8t/10a(作柄により適宜散布)、農力アップ100kg/10a
■基肥:有機アグレット674 60kg/10a ■穂肥:なし
※味度を重視し刈取りをやや遅めにしているため、
穂が金色できれいに見える時期をねらって刈り取る。