土壌診断と聞くと表面の土壌を採取し化学性を分析するだけと思われがちです。
しかし土壌診断の基本は、穴を掘ることです。
スコップを持ち自分の畑やハウスの土を掘ることで、土壌の物理性を判断することができます。スコップの刺さり方で土の硬さが判断でき、植物の根も硬い場所に伸びることはできません。 また土壌の色や水分状態も現場で得られる貴重な情報です。
土壌の色や水分から根の環境が判断できます。植物の根も人間と同じで空気のない状態(嫌気状態)では呼吸することができず伸びた根も腐ってしまいます。
物理性の改善を行うことも土壌診断です。
土壌断面をしっかりと調査し、最後に土壌を採取します。 化学性の分析をすることでお米や野菜を育てるのに足りない成分を判断できます。
土壌pHや塩基バランスの状態から、土づくり肥料を施してください。
また過剰な成分は一作施肥をやめて様子を見ながら加減してください。
ぜひ自ら穴を掘り、営農にお役立てください。