今回、老朽化水田に対しての農力アップの必要性についてご紹介させていただきます。

 

  作土中に粘土が少ない水田で、水稲耕作を長年継続した結果、鉄などが著しく溶脱した土壌で老朽化が起こります。

  土壌中の活性鉄が欠乏した水田に土壌有機物や含硫酸根肥料を施用すると、硫化水素が発生し根をいためるために秋落ち現象を起します。

  主に酸性岩を母材として耕土が浅く、粗粒質で下層は透水性のよい砂質または礫質の土壌に多くみられます。

 老朽化水田(杉本課長補佐)

  

  一般の水田土壌では鉄の含量は比較的高いです。しかし長期の耕作により、作土中の鉄が下層に溶脱して少なくなります。

 

  老朽化水田の若返りのためには、鉄含有資材を施用することが必要です。

  水稲の根を防ぐためには、遊離酸化鉄として1.54%程度あるのが望ましいです。また地力増進指針では0.8%以上が基準となっています。

   硫化水素ガスなどによる根腐れが発生する水田には、鉄含有資材の活用をおすすめします。

 

  当社農力アップは、ケイ酸や鉄を含む土づくり肥料で水田の若返りにピッタリの肥料です。ぜひご検討ください。